新作 2021年10月

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2021年も、もうすぐ終わりますね。

コロナ禍でステイホームが増えた1年半。

ヴィタリエは日々黙々と筆を動かし、たくさんの水彩画が生まれました。

今日は、その中から風景画など数点をご紹介します。

ふるさとモルドバと 第二のふるさと日本の美しい風景をお楽しみください。

これまでの作品はこちらから→小さな美術館 Gallery

モルドバの風景

孫とおじいさん 2021年

まだ寒さが残る中、春1番のボート漕ぎ。おじいさんはボートの手入れ。孫は早く乗りたくてうずうずして待っています。静かに穏やかに時が流れていきます。

ドニエストルの岸辺 2021

ふるさとのドニエストル川。幼い頃から慣れ親しんで育った川。今でも変わらずヤギや羊や牛たちがのんびりと草をはみ、水浴びをして過ごしています。傾斜地に描かれたたくさんの動物たちがかわいいですね。

釣り〜ドニエストル川 2021年

ドニエストル川でのんびりと魚釣りをしている風景。霧がかかった幻想的な朝。ドニエストル川の静かな秋の朝。

グレゴリーおじさんの肖像画

グレゴリーおじさん 2021年

幼い頃から可愛がってくれたグレゴリーおじさん。なんでも知っててなんでもできる、憧れの存在でした。2018年に15年ぶりの帰郷で涙の再会を果たし、おじさんの腕の中で、ヴイタリエは亡きお母さんとお父さんの温もりを感じさめざめと泣きます。しかし、その時語り合ったのを最後に再会の2週間後、グレゴリーおじさんはその波瀾万丈な生涯を閉じ、眠りにつきます。

ヴィタリエは日本に戻った後、愛するおじさんへの思いをこめて涙を流しながら肖像を描きました。

まるで生きているかのように心に迫るこの肖像画に、グレゴリーを知る人たちは感嘆の声をあげ、故郷では話題となっています。

父と子 2021年

川のほとりを歩いていく親子の姿。幼い頃お父さんと歩いた川沿いの道。お父さんの手は大きくてガサガサして温かかった。

愛する父を思い出しながら描いた作品。

ドニエストルの秋 2021年

魚釣りをする人もボートに乗る人もいない。女の子が1人、川の中の魚や、野原の虫を探して遊んでいます。静かな秋の風景。

カメンカ 2021年

窓を開けると春いっぱい!
「川や森が、太陽がぼくを呼んでいる!」
寮のトイレに隠れて迎えのバスが去るまで待ち、中学生だったヴィタリエはドニエストル川の岸辺に1人出かけます。お昼は近くの教会の修道士にご馳走してもらい、洞窟に潜り込んだり、ユダヤ人の墓地をうろうろしたりなど、夕方まで遊びほうけます。

川沿いの道を1人歩くヴィタリの姿。「将来画家になる!」と心に決めたのはこの時でした。

日本の風景

鞆の浦 2021年

淡いブルー系で染められた古い街並み。
現実なのか、記憶の中なのか。
過去の思い出と現在が混在するかのような不思議な気持ちになる作品です。

昭和の家 2021年

あたたかな光が溢れる情景。

福山市の沼隈エリアにはこのような昔の家が今でも暮らしを守っています。優しさが滲み出る作品。

瀬戸内海 2021年

福山では有名な阿藻珍味。あもちんみと読みます。阿藻珍味の本店は瀬戸内海がよく見える小高いところにあります。
向こうには鞆の浦。空と建物の色彩が素敵です。

昭和の家 2021年

ヴイタリエの好きなことー古い家屋を見つけてスケッチすること

何十年もしっかりと立ち続け、人々の暮らしを支えてきた日本家屋。やはり日本の風景には古民家が似合う。
巡りゆく季節の中、家は今日も堂々と立っています。

田尻 2021年

半日居座って、時間の流れと共に変わる風景をスケッチブックにうつしこむ。
ヴィタリエの目には、何気ない風景も輝いて見えます。山や植物や家々が優しい音楽を奏でているかのように、動きを感じる作品です。

小さな美術館 Gallery

 

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